まずは、今どきのGoogle検索事情について調べてみました。
ランチやディナーのお店を探すとき
あなたは、今日のランチどこで食べようかな?とか、飲み会の幹事になった場合、
どうやってお店を探しますか?
スマホやパソコンで、ネットで検索しますか?
食べログやぐるなびなど、スマホの飲食系アプリを使って探しますか?
ネット検索の場合
スマホで食べたいジャンル「イタリアン」でパソコンで検索すると検索結果の画面は下記のようになりますよね。スマホでも同じような画面が表示されます。
この検索結果の画面のことをかっこよく言うと、SERPs(サープス:Search Engine Result Pages)と呼びます。
検索結果の上部には、Googleマップと検索した種別の店舗名が3つ表示されていて、その下に「さらに表示」と表示されています。。
Googleマップより上位に有料広告を出しているお店が表示される場合もあります。
で、その下に検索キーワードにマッチした10件のホームページへリンクする「ページタイトル」や「説明文」が表示されます。
ちなみに、スマホやパソコンでホームページを見るとき、スクロールせずに見える範囲のことを、ファーストビューと呼びますが、スマホでもパソコンでも、ファーストビューで見える範囲には、広告と3つの店名くらいしか表示されないですよね?
3つのお店がピンとこないときは、気に入ったお店が見つかるまで、表示されたお店の情報や3つの候補の下にある「さらに表示」ボタンをクリックして、別の候補を見て比較検討してお店を探しますよね。
そのとき、お店のホームページまでたどり着かずにマップに載っているメニュー写真やクチコミ情報で、お店を決めたり、電話をしたりしたことはありませんか??
そう、Googleは、SERPs(サープス)上で検索を完結してしまおうとしているのです。
なぜかというと、Googleが一番重要と考えているのは、検索エンジンを使う人に満足してもらうことなので、探している情報が早く見つかって、「Google検索エンジンを使って情報を探している人」が満足すればOKなのです。
数年前だと、飲食店の情報を探すとき、「食べログ」や「ぐるなび」、「ホットペッパー」などのグルメサイトで、検索していた人も多かったと思います。
しかし、この3社はスマホアプリで囲い込みをしていることもあり、2011年ごろをピークに、ネットでの検索数は減ってきています。
「Googleトレンド」という検索キーワードごとの人気を調べるサイトで、3社の検索数を比較してみました。
グルメサイト3強の状況
食べログ(青い折れ線グラフ)
2011年1月頃、業者がお金をもらって食べログへ口コミを投稿するという「クチコミやらせ疑惑」が発生し、炎上しています。
参考:食べログ「やらせ」報道まとめ
その後も、有料サービスを断った店舗の点数が3.0に強制リセットされたという「点数操作疑惑」で大炎上し、★の信頼度も落ちています。
参考:飲食店の評価を3.0に強制リセット?食べログの点数操作疑惑が投稿されカカクコムの株価急落
こうした影響もあり、食べログで探す人が減ったこともありますし、食べログアプリで直接探す方に移行しているのかもしれません。
ぐるなび(赤い折れ線グラフ)
2019年3月期決算で、3期続けての業績悪化の発表をし、楽天グループの傘下になっています。
参考:Yahoo!ニュース 業績悪化のぐるなび、楽天が筆頭株主に。社員が寄せていた不安の声
参考:ぐるなび「最終利益8割減」決算の衝撃。再起のカギはパートナーの“楽天”か
食べログの人気が高まるにつれ、ぐるなびの人気は落ちていった傾向が見えます。
また、食べログ同様、直接アプリで探す方が増えているのかもしれません。
ホットペッパー(黄色い折れ線グラフ)
上記2社と比較して、あまり落ち込むことなく横ばい傾向が見えます。
これは、2011年からホットペッパービューティのように、グルメ以外のサービスがスタートしたことが影響していると思われます。
若い女性ターゲットにして、グルメでためたポイントを美容院で使えるようユーザー確保の工夫をしています。
参考:『ホットペッパーグルメ』で美容院や旅行代が安くなるって知ってた?
以上の傾向を見ると、アプリではなくネットでお店を検索する場合、Google検索結果に表示されるような対策をしておいた方が良さそうですね。
その対策が「Googleマイビジネス」への登録です。
GoogleはSERPs上で、ユーザーの問題を解決しようとしている例
(ワンボックス表示 2014年7月~)
「北海道 観光」と検索すると…
「SDGs」と検索すると
「チワワ」と検索すると…
ほかにも…
「日本で2番目に高い山」
「1+1=」などと検索窓に入力すると、
Google検索結果上で答えが、ワンボックスと呼ばれる四角い枠に表示されて、ホームページまで行かなくてもお悩みが解決しますよね。
まとめ
Google検索したときに、Google検索結果のマップ上でお店の名前が上位表示されるためには?
まずは、「ジャンル名(+地名)」で検索されたときにGoogleマップで上位表示(できれば3番目までに)されるように、無料の「Googleマイビジネス」というマップにお店の情報登録して発信していくのが効果的です。
Googleマイビジネスにもルールやコツがあります。
次回から、Googleマイビジネスをはじめて利用する方向けに、機能やコツを、お伝えしていきたいと思います。
どうぞお楽しみに(o^^o)